研究成果

2014.08.26

ユーラシアの近代と新しい世界史叙述 2012年度研究成果

・羽田正 編 『海から見た歴史 東アジア海域に漕ぎだす1 』
 東京大学出版会 2013年1月 

・羽田正 『イスラーム世界の創造』
中国語訳、劉麗嬌・朱莉麗訳、朱莉麗監修、上海古籍出版社、2012年12月(東京大学出版会、2005)

・羽田正 日本における「イスラーム世界」概念の形成と歴史研究
『全歴研研究紀要』第46集、2010年、23-33頁

・Haneda Masashi Asian Port Cities 1600-1800: Local and Foreign Cultural Interactions Singapore
Nus Press in association with Kyoto University Press(韓国語版)325ページ 2012

・羽田正 『東インド会社とアジアの海』
講談社(韓国語版)

・島田竜登 近世海域アジア貿易と日本銀―オランダ東インド会社を中心に―
史学研究第277巻2012年、59-73頁

・島田竜登 近世植民都市バタヴィアの奴隷に関する覚書
文化交流研究第26巻、33-42頁

・Shimada Ryuto Book review of Defining Engagement: Japan and Global Contexts, 1640-1868 (By Robert I. Hellyer)
Monumenta Nipponica 67(2), 2012: 341-343.

・Sugiura Miki Evolution of Urban Network in Friesland. A Disintegration?
Territory and Urban Settlement along Water: Comparative Studies on Friesland and Other Areas in History. Proceeding for the Roundtable at Provincie huis Friesland, September 2012年 pp. 9-13  Society of Urban and Territorial History (ed), Space, Culture, and Regeneration of Cities in History: From the Viewpoint of International Comparison of Territory and Infrastructure, Proceedings of the International Symposium in Tokyo, 3?4 December 2012 pp. 20-25.

・松井洋子 行列を読む⑨:オランダ商館長の参府行列
国立歴史民俗博物館編 企画展示図録『行列に見る近世-武士と異国と祭礼と-』、2012年、128-136頁

・松方冬子 『和蘭陀風説書』の世界―オランダと日本―
史叢第87号2012年、1-15頁

・岡 美穂子 大航海時代のポルトガル沈没船にみる東洋陶磁
『貿易陶磁研究』32号2012年、1-9頁

・岡 美穂子 贖宥への祈り―マリア十五玄義と「オラショの功力」
『文学』岩波書店、13-5 2012年、31-44頁

・岡 美穂子 「ポルトガル船のアジア貿易にみる金属取引」
『歴史と地理 日本史の研究』山川出版社、239号、33-41頁

・岡 美穂子 大航海時代と石見銀山
『朝日ビジュアルシリーズ日本の世界遺産』朝日新聞社、20巻、2012年、32-33頁

・岡 美穂子 外海地方のキリシタン絵画に見る托鉢修道会の痕跡と贖宥
『長崎県内の多様な集落が形成する文化的景観保存調査報告書』2013年、137-148頁

・岡 美穂子 フランシスコ・カブラルの長崎発書簡(1572年9月23日付)に見る岐阜
『岐阜市歴史博物館研究紀要』、21巻、2013年、35-57頁

・岡 美穂子 6世紀ポルトガル人のアユタヤ=マカオ=九州間交易
平尾良光編『鉛同位体比法を用いた東アジア世界における金属の流通に関する歴史的研究』、2012年、55-65頁

・岡 美穂子 第二部「せめぎあう海―1500~1600年」
羽田正(編)小島毅(監修)『海から見た歴史』(東アジア海域に漕ぎだす1)東京:東京大学出版会, 2013.1.15. 107-183頁、編集

・岡 美穂子 1 大航海時代と日本―イエズス会のアジア布教とコンベルソ問題」「〔コラム〕日本(府内)布教区とイエズス会日本準管区
豊島正之(編)『キリシタンと出版』八木書店、2013年

・Ota Atsushi Raja Akil and Maritime Migrants in West Kalimantan, c. 1780-1850
Hiroshima Interdisciplinary Studies in the Humanities 10 (2012): 45-62.

・太田淳 記憶されるインドネシア-1945-70年の日本小説に描かれる戦時占領
『アジア太平洋討究』20 (2013): 121-137

・杉山清彦 第Ⅲ部「すみわける海――1700~1800年」
羽田正(編)小島毅(監修)『海から見た歴史、東アジア海域に漕ぎだす1』東京:東京大学出版会, 2013.1.15. 185-272頁, 主編

・杉山清彦 書評、野田仁著 東京大学出版会『露清帝国とカザフ=ハン国』
『中国研究月報』第66巻第12号(通巻778号)、2012.12, 36-38頁

・松浦正孝 アジア主義は何を語るのか
編著、ミネルヴァ書房、2012年3月

・Hideaki Suzuki Enslaved population and Indian owners along the East African Coast: Exploring the Rigby Manumission List, 1860-1861
History in Africa 39(2012): 209-240

・長島 弘 ムガル朝と市場
原田政美編著『日本とアジアの市場の歴史』〈市場と流通の社会史II〉、清文堂出版株式会社、2012年、239-272頁

・福岡万里子 『プロイセン東アジア遠征と幕末外交』
東京大学出版会、2013年3月

・福岡万里子 戊辰戦争に関与したシュネル兄弟の「国籍」問題-ヴィルト・カワラ氏収集オランダ所在史料から
箱石大編『戊辰戦争の史料学』勉誠出版、2013年3月、107-140頁

・水井万里子 近世イギリスにおける鉱物資源と財政 -コーンウォル産すずの先買 1607-1643年をめぐって-
『九州工業大学研究報告(人文・社会科学)』61号、2013年、71-84頁

・村尾進 「特に一所を設けて」―碣石鎮総兵陳昴の奏摺と長崎・広州―
『中国文化研究』第29号、 2013年、1-32頁

・和田郁子 訳注、アブル・ファズル著『アーイーニ・アクバリー』
真下裕之監修、二宮文子、真下裕之、和田郁子 (訳注)『神戸大学文学部紀要』第40号、2013年3月

・阿部尚史 東インド会社に関するシャー・シュジャー名のニシャーン
小名康之、阿部尚史、杉山隆一、登利谷正人(共著)『青山史学』第31巻、 19-51頁

・阿部尚史 「簿記術に関するファラキーヤの論説」マーザンダラーニー著(14世紀)
髙松洋一(監修)、渡部良子、阿部尚史、熊倉和歌子(訳)、イスラーム地域研究 東洋文庫拠点、2013年、116頁 

・鵜飼 敦子 「高島北海の『東洋画』観と西洋」
稲賀繁美編『東洋意識―夢想と現実のあいだ1887-1953』ミネルヴァ書房、2012年、171-186頁

・鎌田由美子 「ペルシアとインドの写本芸術に見られる中国とヨーロッパの要素について」
『宗教思想の絵画表現:ユーラシアの東と西』 (慶應義塾大学EIRIプロジェクト、印刷中)、2013年3月刊行予定

・Kamada Yumiko Islamic Art at the Asian Civilisations Museum, Singapore
『早稲田大学高等研究所紀要』第5号、2013年3月、109-115頁

・鎌田由美子 14世紀から16世紀におけるイタリアとイスラーム美術―織物、陶器、装丁、金工品、ガラスを中心に―
『イスラーム地域研究ジャーナル(早稲田大学)』第5号、2013年、51-64頁

・Kamada Yumiko Book Review, Carpets and Textiles in the Iranian World 1400-1700
The International Journal of Asian Studies (Cambridge University Press), vol. 10, issue 1 (2013), pp. 94-96.

・鎌田由美子 絨毯研究の方法と今後の可能性
『東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター報』28 (2012年10月), 6-8頁

・鎌田由美子 貿易品としての南インド産絨毯―京都祇園祭と長浜曳山祭の絨毯を中心に―
『美術史』173 (2012年10月), 102-117頁

・鎌田由美子 Sultans of the South: Arts of India's Deccan Courts, 1323-1687 (新刊案内)
『イスラーム地域研究ジャーナル』4 (2012), 121-122頁

・櫻庭美咲 ドイツ王侯の『磁器の間』にみるシノワズリ
『第1回畠山公開シンポジウム「西洋における中国/日本―17~19世紀のシノワズリ―とジャポニスム―」ジャポニスム学会、2012年、31-36頁

・Satsuma Shinsuke The South Sea Company and its Plan for a Naval Expedition in 1712
Historical Research, vol. 85, no. 229 (August 2012), pp. 410-29

・薩摩真介 大西洋世界の中の財政軍事国家ブリテン――ジャマイカにおける私掠奨励政策と水夫流出問題 1702―1713
『史観』第167冊 、2012年9月、61-79頁

・薩摩真介 儲かる戦争――ブリテンにおける海戦支持の言説と党派抗争 1701-1713――
『歴史学研究』903号、2013年3月、29-47, 50頁

・澤井一彰 1509年のイスタンブル大地震とその後の復興―「この世の終わり」と呼ばれた大震災―
『歴史学研究』898号、2012年10月、154-162頁

・澤井一彰 トルコのお酒事情
『Field+』7号、2012年、30-31頁

・澤井一彰 『征服1453』に見るトルコにおける「オスマン帝国イメージ」の変化
『地域研究』、2012年2月13日、404-413頁

・塩谷哲史 「ハンと企業家―ラウザーン荘の成立と終焉1913-1915―」
『東洋史研究』71?3、2012年12月、58-84頁

・塩谷哲史 「帝政末期アムダリヤ流域の灌漑利権問題に関する一考察―ラウザーン荘設立をめぐるロシア=ヒヴァ・ハン国関係の変遷、1913-1915年―」
『メトロポリタン史学』8、2012年12月、 107-129頁

・寺田悠紀 Jackson Pollock: A Centennial Retrospective
Art Tomorrow  No. 7 Winter, 2012, pp.64-67

・寺田悠紀 Review: Arab Express
Asia Pacific Issue 80, Sept/Oct 2012, p.132

・Nishikawa Sugiko Protestant Propaganda in a Cold War of Religion: From the Hartlib Circle to the Society for Promoting Christian Knowledge
Lithuanian Historical Studies, 16, pp. 51-59 (2012)

・西川杉子 世界史Q&A:宗教改革期ヨーロッパの識字率について教えてください
『歴史と地理:世界史の研究』 (661), 2013年、43-45 頁

・Nishikawa Sugiko The World of J.C. Werndli: Zurich, Sandtoft and Wraisbury
Jane McKee and Randolph Vigne (eds), The Huguenots: France, Exile and Diaspora (Brighton: Sussex Academic Press, 2013) pp.256

・Peng Hao Overseas Trade and Pass: The Functioning of the Pass System in Sino-Japanese  Trade in Early Modern Times
ZsomborRajkai and Ildik? Bell?r-Hann, eds., Wiesbaden: Harrassowitz  Verlag, 2012.

・彭浩 18世紀日清貿易における中国商人の組織化―額商の成立と貿易独占を中心―
『東方学』125、2013年1月

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