2017.11.01
グローバル・ヒストリーの可能性
執筆者:羽田正(編) / 出版社:山川出版社 / 発行年:2017/10/31 / ページ数:336ページ
羽田正(編)「グローバル・ヒストリーの可能性」が山川出版社より刊行されました。 グローバル・ヒストリーはどのように生まれ発展してきたか。 ネットワークの成果をもとに、アメリカ・ドイツ・フランス・日本におけるグローバル・ヒストリー研究の過程と、新しい歴史研究の方法を紹介します。
【目次】
序章 グローバル・ヒストリーの豊かな可能性 羽田正
第Ⅰ部 西洋諸国と日本におけるグローバル・ヒストリー
第1章 グローバル・ヒストリーへといたるいくつかの道 --新しい世界史 ジェレミー・エイデルマン
第2章 ドイツにおけるグローバル・ヒストリー アンドレアス・エッカート
第3章 フランスにおけるグローバル・ヒストリー --過去と現在 アレッサンドロ・スタンツィアーニ
第4章 日本におけるグローバル・ヒストリーと世界史 羽田正
第Ⅱ部 グローバル・ヒストリーの方法
第5章 日本史の立場からトランスナショナル・ヒストリーを書く シェルドン・ギャロン
第6章 布と衣の世界史の構築とグローバル・ヒストリー 杉浦未樹
第7章 グローバル・ヒストリーから見た観光史研究 ウルリケ・シャパー
第8章 地中海史の見取り図 工藤晶人
第Ⅲ部 グローバル・ヒストリーの実例
第9章 グローバルな時代におけるドイツのナショナリズム --移動と移り変わるネイションの概念(1880~1914年) セバスティアン・コンラッド
第10章 複数の民族とローマ --グローバルな次元での知の生産 アントネッラ・ロマノ
第11章 啓蒙の時代の論争におけるオランウータン --グローバルな知の歴史の一事例? シルヴィア・セバスティアーニ
第12章 史上初のグローバルカンパニーとしてのオランダ東インド会社 島田竜登
第13章 憲法を起草することと世界史を書くこと リンダ・コリー